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約半年前からチケットを買って楽しみにしていたクラシックコンサートへ。

3月15日のエリアフ・インバルのマーラー ツィクルスは土曜日の昼間にもかかわらず仕事で行けなかったため、今回は何がなんでも行くぞと算段。
でも、平日の夜はやっぱり厳しいなぁ。
ここ数年、というかやはり母が他界してからというもの「やりたかったことをやる」という意識が強烈に芽生えてきて、年に数回程度だけれども、気になるものは聴きにいくようにしてる。人生、いつ終わるかしれないと身に染みて思ったからなのだと思う。

先にお断りしますが、ここでクラシックを半可通で語る気は全くなく、むしろ聴きながら学んでいるのが現状なので、結構でたらめを書きそうだけど、
まぁ素人ですからご容赦のほど。で、数回の体験を通して毎度素直に感じるのは、交響曲を作曲するにもコンセプトが気持ちがあるらしい、ということ。
ロックや歌謡曲のレベルではない何かを考えさせられる。

私は、やっぱりダイナミックなオーケストラが聴いていて楽しい。チャイコフスキーが好きなことも多少あるが、指揮者はロシアか東ヨーロッパの方の演奏会を優先して聴きにいっている。血肉が伝えてくれる情感があるような気がするのだ。
きっと日本人が、意識してなくてもそれなりに美味しい米が炊けるのと似たようなものじゃなかろうか。

そして感想。

すばらしかった!!!

ラドミル・エリシュカさんは、安い席からでも十分わかるぐらいに、とても小さくて気さくな爺さんという感じだった。
アンコール演奏を聴くのも、この数回の中で初めての体験だった。

我が父は大のクラシックファン。うちには物心つく前から冷蔵庫ぐらいの大きさのスピーカーが二台ドーンとあって、休日の昼は♪ジャジャジャーン!てな感じで大音量のマーラーが流れたりしていた。今にして思えば野中の一軒家じゃあるまいし、近所迷惑な家だったと思うが、父はいつもご機嫌に語るのをあれこれ聞かされていた。5歳あたりから10年ほどピアノを習っていたので、部分的に習っていたメロディも多く(たいがい聞かないと思い出せない)あまり抵抗がないかもしれない。
(CMやドラマで聴くフレーズもかなり多いし、安い席は3,000円とかで聴けるのもあります。みなさん尻込みせずに行ってみましょう)

今回、読売交響楽団のティンパニーがとても素晴らしかった(拍手喝采で彼が立ち上がらなかったのは残念だ)。
(追記:首席ティンパニ奏者の、岡田全弘さんという方でした。)
聴きながら、小学校で取り組む演奏会で、みんながやりたがらなかったティンパニーを担当したことを思い出した。
私は楽器の名前が覚えられず、家に帰って父に聞かれ、卵の半分に脚がついてて、ねじを締めて音を調律する打楽器だと説明した。
父はニコニコして「それはオマエ、ティンパニーだ。小学校にそんなものがあるのか。でもそれはラッキーだよ、なかなか演奏する機会なんかないものだよ」と喜んでいて「とにかくな、勢いよく叩けよ、尻込みしたらカッコ悪いぞ」そう言われたことだけ覚えている。
練習はともかく、本番当日の演奏はやはり尻込みして終わったようで、父が残念そうな気持ちを隠して「頑張ったな」とほめてくれたことを思い出した。

【演目】
スメタナ/歌劇「売られた花嫁」 序曲
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調 Op.95 「新世界より」
・アンコール
ソリスト:モーツァルト ピアノソナタ 第12番ヘ長調K-332(第三楽章)
オーケストラ:スラヴ舞曲10番op.72-2

 

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