9月初旬、会社の健康診断を受けてきました。今年は40歳を迎えることもあって、記念検査の多いこと。この仕事をしていると本当に健康はおろそかになりがちです。今はご時勢もあってどの仕事もハードなようですが、そもそもこのクリエイティブという仕事は、価値観を生み出す仕事なので、できないとかやれないといった答えは無くて、やるしかない。しかも時間内に、しかも予算内に。
その生みの苦しみの闘いに実力が伴わないと、一般に言われる「仕事」とは桁違いの拘束を強いられます。正確に言えば、実力だけが原因ではないのですが、まぁ結果的に「できるまでやる」しかないのです。いやいや、できるまで向き合ってくれるクライアントがいるだけシアワセな方で、大抵は一回こっきりのチャンスでこちらを向かせなければ次は有りません。
たとえ昨日で地球一周したくらいのエネルギーを使い果たしていたとしても、「今回きり」のチャンスを捕るために今日も全速力で走る、これは私がこの業界に参加した20年前からの常態でありました。
そんなヘビーな業種なので、その華やかな印象とは裏腹に、十二分に3Kに値する仕事でした。終わるまで家に帰れないわけですから、腹が痛いとか頭が痛いとか、肌が荒れたとか、体がクサいとか、そんなことを感じるヒマも無かったわけです。そんな日が何年も続くと当然健康への意識はおろそかになるわけで、年に一度の健康診断はどこの会社に所属していた時代でも、割と皆、素直に参加していたように思います。
会社を興して知った事のひとつに、健保組合の有り難さがありました(今年からは政府管掌も形は健保に移管)。年に一度の健診と、置き薬のおかげで、毎日の生活がどれほど健康に無頓着でいられたか。ですから、せめて健康診断を提供できるくらいの会社にしたい、というのは私の執念でもあり、やっと今年は年齢によらず社員も「よくある普通の」健康診断がまともに受けられるようになりました。私はさらに40歳記念ということもあって、冒頭に書いた「オプション盛りだくさん」のコースです。
「マンモグラフィ」を初めて経験しました。
痛い、痛いと聞いてはいましたが、ホンマに痛い。上から降りてくるガラス板みたいなのに乳房を挟むんですが、より薄っぺらく伸ばした方が診断しやすいので、とにかく体をせり出して、ぎゅーーーっ!と挟む。右も左も、上下と左右にそれぞれ挟むので、都合4回「いてててててててーー!!!!!」の嵐です。
終わった後、脇の辺りには赤い痕が残ってました。
そうしたら先週、検診結果が会社に届きました。エクスパックで。
え?
検診結果って速達で届くんだっけかと思うのも束の間、ひっかかりましたね。
記念に受けた初めてのマンモグラフィで「局所的非対称陰影」。
中には紹介状が入っていて、レントゲンフィルムの申請方法が書かれてました。
本当に、いろいろ考えましたね。人生というものを総括する時期が人より早くやってきたか、と。
とにかく何があっても動揺しないようにしなくては、というのがまずは頭をよぎりました。
結果はもちろん、ここに暢気に書いているぐらいですから問題なし、無罪放免です。
これを読んでくださっている中にも同世代の女性はいらっしゃると思います。
また、同世代の女性を奥様に持つ方もいらっしゃるでしょうが、ぜひ乳がん検診、受けるように勧めてくださいね。私のように子供を持っていないと、授乳も当然していない訳で、持ちあわせた機能を使っていないまま老化すれば、どこかに故障があっても不思議はありません。
ちなみに、マンモグラフィ検査とは脂肪と乳腺のカタマリである乳房を押しつぶして撮影するものです。その読影には乳房の右と左が対象になってるという考え方があるそうで、「局所的非対称陰影」に見えた私は再検査となりました。でも検査技師のウデもありますし、機械の質もいろいろあるそうです。ですから、仮に影が見えても即病気というものではないそうです。
また、お医者さんの話では、若くして進行性の早いがんの場合は別ですが、一般にいう乳がんは進行がすごく遅いのだそうです。また、小さすぎても見つけられないそうですから、せめて年に一度は検査を受けましょうということらしいですね。
再検査では、新宿にある東京医科大学病院の乳腺科にお世話になりました。
(某幼馴染のお姉さまへ:結果が悪ければ相談しようかなと思ってましたが、その必要がなくてよかった?です)
初診で行ったら10年前くらいの患者記録があるといわれてビックリ。そういえば上京して1年くらいで風邪をこじらせて軽い肺炎になり、2週間出社禁止令が出て休んだ覚えが。あの時フィルムと紹介状を持って行った病院はあそこだったかも・・・。
なかなかカッコいい若い先生でビックリしましたが、無罪放免も手伝ってか、いい印象でした。私のみぞおちにもたれるなよ、マウスパットじゃねえぞ。と思いましたが。
しかし検査前に着てる服を褒めてくれましたよ、私もよっぽどガチガチに緊張してたんでしょうねぇ。