予約した新幹線に乗れないサービス
先日の連休に京都へ行く用事があり、帰りの切符を手配しないまま新幹線に飛び乗りました。
北海道出身の私は、長距離はどこへいくにもまずは飛行機。地上係員と一緒に空港を走ったり、離陸直前に飛び乗ることも、何とも感じないくらいに“自家用車気分”(笑)で利用しています。しかし、コト新幹線に至っては未だにちんぷんかんぷん。
連休最終日の18時過ぎ、京都駅で「えきねっと予約」の乗車券が受け取れないことが判りました。つまり乗れないということ。皆さん当然ご存知なんでしょうが、えきねっとは東日本のサービスで、西日本地域ではその予約による乗車券発券はできないんだそうです。結局、1時間半後の新幹線を取り直して帰京しました。
西日本のみどりの窓口は完全に他人事で、いま空いている最短の一席を購入し直すしか手段はないと言われました。取れている予約をいかす方法はないのかと掛け合ってみても、予約システムは全国オンラインなので、手放した瞬間にどこかで取られるから万が一にも無理、諦めた方が早いよ、とのことでした。
返す言葉もなく、もはや従うしかありません。お気の毒ですが、言いたいことは東日本に言ってくださいねと、メモ書きした「えきねっとサポート」の電話番号を渡されました。
しかし。東日本の対応は実に実に不愉快なものでした。
まず、えきねっとの電話は「購入」か「解約」のどちらかを選ばないと次へ進まず「その他」がない。
電話に出たオペレーターの女性は、当然、解約前提の話で進みました。予約時の画面に、西日本の地域では発券できないと表示されているのに、なぜ確認しなかったのかという話向きで、読んでいないアンタが悪いと言わんばかりでした。なおかつ、私のこの乗れない新幹線予約をキャンセルするのに、通常なら3,000円の手数料がかかるところを「特別に無料にするために上司の許可を取るから」と、保留にされ、待たされる。
この通話は、フリーダイヤルではなく、通常の有料電話です。
せいぜい15秒も待ったのち、本当に知らなかったんですね、と再度念を押され、言質をあからさまに取られて、晴れて“無料”放免。なんと一方的。
私は「予約した新幹線に、予定通りに乗りたい」だけなのに。
発券ができないのも、東と西とでサービスが違うのも、今の日本ではやむを得ないと、血を吐く思いで無理矢理理解してあげたとしましょうよ。
でも、自分の予約で1席は空いていることが明確な電車の予約を、なぜ手放さなくてはならないのか不思議じゃありませんか。車掌が端末を持って、いまだに切符と行き先を確認しながら一席ずつ回るぐらいですよ。乗れるように対応しようと思えばできるだろうと思うんですが。どうせこんな人、例外なんでしょうし。ね。
でも、えきねっとは“仮の予約”であり実際には発券=精算なので、それまでは「予約が取れた」とは言えないんだと、電話に出た女性は吐き捨てるように教えてくれました。いま冷静に考えると、発券もできないのに、どこに“手数料”のかかるキャンセルなのか。
だいたい、西日本地域発の予約が片道で選択できるネットのシステムもおかしい。
出発地は往復での購入以外は東日本エリアしか出さないようにするとか、アクセス地域を絞るとか、多少ザルでも、無いよりマシな網を張る方法はいくらでもある。
線路は全国繋がっているというのに、エリアでしか通用しないサービスを運用して、利用した客に注意義務を問うなんて、JRの責任者は頭がおかしいんじゃないか。
本当の意味での民営化は未だ出来ていないんだなと改めて実感する一件でありました。
ちなみに。東京駅での出発時、あまりの混雑で改札を通り損なってしまい、ご年配の駅員さんが乗客の中へ並びなおして出札してくれました。お礼を言うと「いってらっしゃいませ!」と実にさわやかに見送ってくれたのに。
現場は頑張ってるぞ。デスクワークの決裁者たちよ、あんな対応でいいのか。
◆ネット予約 システム動作も 仮対応 サービスすらも 片道切符











