モノへのこだわり

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モノへのこだわり

私が、自分で使うものを買う時の、そのこだわりには並々ならぬものがあります。
数少ない身内の数名しか知らないことですが、見つかるまでトコトン探し、納得がいかないと買いません。
良いモノとの出会いは「いかに足を使ったかに限る」とまで断言できるのです。
そして、一度気に入ったものは治して使う、代替わりを買う、万が一治せなくても捨てられません。

手っ取り早く手に入れたものは飽きるのも早いし、「モノを捨てる」にはもったいないという躊躇が訪れます。しかも捨てるのにお金や手間がかかる時代となっては、おちおち無駄なものも買っていられません。

ですから、欲しいなぁと思い始めてからはや数年、というものもしばしば。
電車に乗って同じ店の別店舗へ行くことなんか“当たり前”くらいな気持ち。
お陰で、どういうものはどういう店で扱っているのか、かなり頭を使って考える習慣がつきました。
今の商売に役立っていますね。

ちなみに、いただいたものは無意識のうちにこの発想に含まれません。ちまちまと永年使うタイプです。

さて、欲しいものに対するこだわりポイントは、まずは何よりも使い勝手。
ボタンよりファスナー、ここにポケット、開く向きはコッチ、ここにホルダー、厚みはこのくらい、などなど。
それから素材。この手触り、この材質。汚れにくい、軽い、指紋がつきにくい、など。
そして色や発色。材質に合った色味か、発色は、日常に・私の生活になじむか。
このあたりをクリアして、できれば個性的なデザインで、個性的な具合が自分っぽい(ここがポイント)モノであれば、迷わず(?)買います。

それだけこだわって探すせいか、たくさんの条件をクリアしてきたものに出会っても、最後のどれかの要素が納得がいかないばっかりに、本当に目の前のこの商品が欲しいのに・・・と思いながら買えず、泣く泣く諦めることもあります。
我ながらバカげてると思うことすらありますが、最後の決断が沸いてこないのです。

その中でも最たる“私らしい”納得の行かない理由は「店頭に展示されていたもの」です。つまり展示品。これは価格のいかんを問わず必須でして、どーんなに気に入ったものでも、展示品で人の指紋や折り目、薄汚れなどがあるものは即ダメです。それが判ったとたんに「商品」でなくなるんですね。
これはどうやら遺伝のようで、、、だから「新古品」というのも、なじみにくい場合が多いですね~。

買いたい自分がさんざんいじくりまわした店頭サンプルは、同じようにどこの誰が触ったとも限らず、それが何よりもイヤなんですよね。勝手なのは重々承知で、精算するときは必ず「これをいただきたいのですが、新しいのはありますか?」と尋ねます。
最近では私の質問の意図が判らない店員さんも増えましたが。

このこだわりのお陰で通信販売やネットショッピングには全く縁のない人生です。
「本物を見ずに、手にも取らずに買ってしまうなんて・・・」という心境なのです。

しかし、この「トコトンこだわって、サッとあきらめる」・・・このバランスを自分で愉しんでもいますが、この具合がどうにも仕事に向いているような気がします。いや、仕事が私を“こだわる人間”にさせたのかもしれません。

でも周囲にとってはきっと判りにくくてメーワクな人だろうなぁ~。

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